「2025年・令和7年」今年の巳年(みどし)の節分です。今年の節分カレンダー付き。
行事 | 日付 | 恵方の方角 |
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節分 | 2025年2月2日(日曜日) | 西南西やや西 (時計回りに255度) |
「節分」(せつぶん)。立春の前日。邪気を払い無病息災を願う行事。豆まきをする日。
令和7年の今年の節分は2025年2月2日(日曜日)壬寅(大安)です。
中国から伝わった「追儺」(ついな)(大晦日や節分など季節の変わり目に邪気(鬼)が生じると信じられていたため追い払う行事)が平安時代頃に広まり現在の節分となった。
節分とは雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。実際は春、夏、秋、冬と年に4回ある。
春の節分は立春の前日の2025年2月2日(日)、夏の節分は立夏の前日の2025年5月4日(日)、秋の節分は立秋の前日の2025年8月6日(水)、冬の節分は立冬の前日の2025年11月6日(木)となる。
立春が旧暦で12月の大晦日にあたり、年越しの日であるとともに一年の区切りであるため4回の節分の中で年明けの2月の節分、春の節分が残ったとされる。
2月の節分は立春の前日だが(太陽黄経が315度となる日で天体の運行に基づいているため)立春の日付は年によって異なる。(1984年は2月4日、2021年、2025年は2月2日など。)
節分の日には玄関などに焼いた鰯の頭に柊の小枝をさしたもの柊鰯(ひいらぎいわし)をおく。「お庭外、福はうち」と掛け声をかけて豆を撒く。そして自分の歳の分だけ豆を食べて厄除けを行う。そして恵方巻きを食べる。
「福豆」豆まきを終えてから食べる。自分の年齢あるいは年齢に1つ加えた数だけ食べる。
「恵方巻き」「丸かぶり寿司」七福神にちなんだ7種類の具材が入った太巻き寿司。恵方を向いて食べる。関西が発祥。
1980年代に大手コンビニエンスストアのセブンイレブンが丸かぶり寿司に目を付け、「恵方巻」として展開して全国的に広まる。
始まりの由来として明治時代に大阪・船場の旦那衆が節分の日に花街の遊女に巻きずしを丸かぶりさせ大尽遊びをしていた説がある。
恵方巻きの食べ方はお願い事をしながら、恵方を向いて、食べ終わるまで黙って、一気に食べる。地域によって細かい取り決めがあるがこの食べ方が最低限のルールとなる。
「節分いわし」西日本。鰯の焼き魚。
「福茶」福豆、梅、昆布を入れたお茶。
「厄除けぜんざい」 関西地方。厄年の人がぜんざいを振る舞う。
「鯨」 山口県。大きいものを食べると縁起が良いとされている。
「けんちん汁」 関東。鎌倉にある建長寺汁が起源の精進料理。
「こんにゃく」 四国地方。砂おろしや胃のほうきと呼ばれる。体内の掃除。
「とろろ汁」 長野県。長芋を鬼のツノに見立ててすりおろして食べる。鬼退治の意。
「節分蕎麦」 旧暦で立春前日の節分は大晦日。旧暦の年越しそば。
「恵方」とは、その年の福徳を司る歳徳神(としとくじん、とんどさん、その年の福徳を司る神)のいる方角。「東北東」「西南西」「南南東」「北北西」の4つの方角のみでその方角に向かって事を行えば何事も吉とされている。そのため恵方巻きは恵方を向いて食べるとよいとされています。
十干 | 恵方 |
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甲(きのえ)・己(つちのと) | 東北東やや東 |
乙(きのと)・庚(かのえ) | 西南西やや西 |
丙(ひのえ)・辛(かのと) | 南南東やや南 |
丁(ひのと)・壬(みずのえ) | 北北西やや北 |
戊(つちのえ)・癸(みずのと) | 南南東やや南 |
恵方は十干(じっかん)の方位で決められている。また西暦の下一桁、1の位が0と5の時恵方は「西南西」、西暦の1の位が1と3と6と8は「南南東」、西暦の1の位が2と7は「北北西」、西暦の1の位が4と9は「東北東」と西暦で調べることもできる。
2025年の節分の恵方は「西南西やや西」で時計回りに255度の方角です。
2025年令和7年の節分まで何日?今日から日数で12日後、0年0ヶ月12日後の2025年2月2日(日曜日)です。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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1 仏滅 | ||||||
2 大安 | 3 赤口 | 4 先勝 | 5 友引 | 6 先負 | 7 仏滅 | 8 大安 |
9 赤口 | 10 先勝 | 11 友引 | 12 先負 | 13 仏滅 | 14 大安 | 15 赤口 |
16 先勝 | 17 友引 | 18 先負 | 19 仏滅 | 20 大安 | 21 赤口 | 22 先勝 |
23 友引 | 24 先負 | 25 仏滅 | 26 大安 | 27 赤口 | 28 友引 |
2025-02-11(火曜日)建国記念の日
2025-02-23(日曜日)天皇誕生日
2025-02-24(月曜日)振替休日
行事 | 日付 | 恵方 |
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2025年の節分 | 2025年2月2日(日曜日) | 西南西やや西 |
2026年の節分 | 2026年2月3日(火) | 南南東やや南 |
2027年の節分 | 2027年2月3日(水) | 北北西やや北 |
2028年の節分 | 2028年2月3日(木) | 南南東やや南 |
2029年の節分 | 2029年2月2日(金) | 東北東やや東 |
2030年の節分 | 2030年2月3日(日) | 西南西やや西 |
行事 | 日付 |
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2025年の節分 | 2025年2月2日(日曜日) |
2024年の節分 | 2024年2月3日(土) |
2023年の節分 | 2023年2月3日(金) |
2022年の節分 | 2022年2月3日(木) |
2021年の節分 | 2021年2月2日(火) |
2020年の節分 | 2020年2月3日(月) |
2025年の節分は、日本の伝統行事であり、特に家族や友人と豆まきを楽しむ日です。2025年の節分は「2月2日(日曜日)」に行われます。節分の日には、立春の前日として、邪気を払うための豆まきや恵方巻きを食べる風習があります。
節分とは、立春の前日に行われる日本の伝統的な行事です。「季節を分ける」という意味があり、旧暦では立春が新年の始まりとされていたため、邪気を払い福を招く意味があります。
節分の日は、立春の前日と定められています。地球の公転周期と暦のわずかなズレを調整するために毎年変動します。地球は約365.2422日で太陽の周りを一周するため、通年(365日)との誤差が生じます。 この誤差を補正するために閏年や立春の日付の見直しが行われ、その影響で節分が2月2日や2月4日になる年もあります。2025年は立春が2月3日(月曜日)にあたるため、その前日の2月2日が節分の日となります。
通常、節分は2月3日が一般的ですが、立春がずれることで節分の日付も調整されます。この現象は地球の公転周期と暦のずれにより起こります。2025年の節分が特定の日曜日に当たるのはこの調整が理由です。 次の2日の節分の日は2029年2月2日(金)となります。
豆まきの風習は平安時代に遡り、邪気を追い払う「追儺(ついな)」という儀式に由来します。炒った豆を鬼に投げつけ、悪霊を退治し、福を呼び込むとされています。
恵方参り(えほうまいり)は、日本の古来から伝わる正月行事の一つで、 毎年の「恵方」と呼ばれる縁起の良い方向に向かって神社やお寺に参拝する風習を指します。 この「恵方」とは、歳徳神(としとくじん)という福を司る神様が在位するとされる方角で、十干に従って毎年変わります。
年初めに吉方(生気方・養者方)へ参詣する習慣は、11世紀初頭まで遡ることができます。 当時は歳徳神の方角に向かい厄を避け、運気を高めることが一般的な信仰とされていました。 江戸時代になると、この風習は庶民にも広がり、節分や立春と結びついて商売繁盛や家内安全を祈願する行事として定着しました。
特に関西地方では、節分に恵方参りが盛んに行われており、この風習の名残として現在の節分に「恵方巻」を食べる習慣が生まれました。 これは恵方に向かって願いを込めながら太巻きを食べることで福を呼び込む行為とされています。
恵方参りは、神社やお寺に参拝するだけでなく、自宅から恵方に向かって願い事をすることも含まれます。その年の福徳、健康、繁栄を願う行為として手軽に取り入れることができるのも特徴です。
2025年の恵方は西南西(西寄り)です。この方向に意識を向けて参拝や願い事を行うことで、一年の幸福や成功を祈ることができます。
恵方巻が全国的に広まった背景には、大手コンビニチェーンが節分の行事食として「恵方巻」を販売し始めたことが大きく影響しています。以下に、恵方巻の広まりに寄与した主な要因を挙げます。
現在では、節分に恵方巻を食べる風習は全国的に定着し、多くの家庭で行われる行事となっています。
恵方巻きは、節分に食べられる日本の伝統的な太巻き寿司です。その中には、縁起の良いとされる7種類の具材が詰められており、それぞれに意味が込められています。 以下は、恵方巻きに使用される代表的な具材です。
恵方巻きの具材は、それぞれの味わいが調和し、食べる人に幸運や繁栄をもたらすと信じられています。自宅で作る際には、これらの具材を取り入れることで伝統の味を楽しむことができます。
節分の行事で有名な寺社には、日本全国で多くの注目スポットがあります。以下にその中でも特に有名な寺社をご紹介します。
京都では、京都御所の四方の鬼門を護る伝統行事「四方参り」が有名です。「吉田神社」「八坂神社」「壬生寺」「北野天満宮」の四社を巡り、邪気を払う風習があります。
節分をさらに楽しむために、家族や友人と一緒に豆まきをするだけでなく、オリジナルの恵方巻きを作るのもおすすめです。また、地域の神社で開催される節分祭に参加することで、伝統文化を深く体験できます。